トルシエは、中村俊輔の足の裏を使ったボール扱いが大嫌いらしい。他の選手がそうしたプレーをすると、「ナカムラみたいなことをするな!」と叱るそうな。俊輔のプレーは、悪い手本と言わんばかりだ。
でも、俊輔はFマリノスでは自分のプレーを見事に貫いている。先日のガンバ戦でも、俊輔の決勝V ゴールは俊輔の足の裏でボールをこねるプレーがあったからこそ決まった。この試合では、俊輔は足の裏での引きボールをどんどん使って攻撃の起点になっていた。俊輔は、トルシエジャパンに対応しようとして筋力をつけて身体のバランスがくずれたところからスランプになってしまった。
私は、俊輔は俊輔らしいプレーを誰が何と言おうと貫くべきだと思っている。必ず、彼のテクニックが代表で生きる時が来るはず。仮に今回のワールドカップでそういう機会が来なかったとしても、変にトルシエに合わせて良さを失うより、よほどましだ。
ただ、一つ気になるのがレアルに移籍するという噂だ。正直レアルでは、彼に出場機会が巡ってくることは難しいだろう。稲本のようになるくらいだったら、まずは自分が王様になれるレベルのクラブを選ぶべきだ。それも、自分の特徴がよく出せるクラブに。
そういう意味では、スペインとかは彼に合っていないように思う。むしろ、テクニックが落ちて固いサッカーをするドイツのブンデスリーガとかオランダリーグあたりの方が、彼の技が際立つような気がしてならない。移籍先の選択を誤ると、大事な時間を失うことになりかねない。選手寿命の短いプロサッカー選手にとっては致命的だ。
ぜひ、足の裏でこねるプレーが際立つ選択をして欲しいものだ。逆にトルシエに認めさせるくらい自分のプレーを徹底すべきだ。がんばれ俊輔!