9月20日、久々に都田でホンダFC vs国士舘大を観戦。JFL参戦4年目になる国士舘大がどんな戦いを見せるかにも注目した。国士舘大は、関東大学リーグの方がメインの為、この試合のメンバーがベストメンバーかはわからない。しかし、前半は1-1と善戦。後半は、さすがに運動量が落ちてホンダに押し込まれて1-3と敗れた。私の前に座っていた静岡県の高校選抜の関係者らしきおじさんの「こりゃ、高校生以下だわ」というコメントが印象的だった。
試合を観ているうちに、国士舘大の一人のプレーヤーに気がついた。彼の名は、渡辺 誠。静岡学園出身で、静学では1年からレギュラーで選手権にも出場した将来を嘱望されたプレーヤーだ。渡辺も既に大学3年。どれくらい成長しているのかと思って注意して見ると、確かに体はがっしりとした感じだ。左サイドでたまにボールに絡むと、以前のテクニシャンの片鱗は見せた。しかし、残念ながら後半に入ると次第に消えてしまった。
彼が何故、Jリーグでなく大学リーグを選んだのかはわからないが、3年の間に確実に彼の輝きは失われてしまったようだ。静学の選手は、何故か静学時代にはテクニック光るプレーを見せていても次第に平凡で目立たない選手になってしまうケースが多いように思う。静学の選手は、フィジカル面が弱い選手が多い。したがって、高校卒業後所属したチームでは、どうしてもフィジカル面のトレーニングが主体になって、持ち前のテクニックを磨く時間が少なくなってしまうのだろうか。欠点を消す指導がいけないのか、あるいは静学のプレーヤー元々のポテンシャルが低いのだろうか。
そんな中で、Jに入っても静学らしさを存分に残しているプレーヤーがいる。それは、エスパルスの久保山だ。彼のボールキープ、ドリブルには静学らしさが溢れている。激しいプレッシャーの中でもしっかりとした技術でボールがキープできるのが良い。
フリューゲルスからエスパルスに移籍1年目には大活躍した久保山だが、その後不振が続き、今年も前期は出場機会が少なかった。後期に入って、ようやく以前のキレが戻ってきた。G大阪戦でも、貴重なゴールを決めて久保山がゴールを決めた時には負けないという「久保山不敗神話」は続いている。今後も、ぜひセンスある静学らしいプレーで楽しませて欲しいものだ。