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August 8, 2001 サッカーの進歩は止まったのか?
    最近のサッカーは、システムとフィジカルを高める方向が世界的な流れだ。先日、たまたまスカパーでサッカー解説者たちが集まっての座談会番組でも、「最近のサッカーはどこの国でも中盤のスペースを消してシステマチックなものになっていく方向がどんどん進んで、もうサッカーの形というものが固まってしまったのではないか」という悲観論が大勢を占めていた。みんなあまりに悲観的なのにちょっと驚いた。もう、新しいサッカーの形は出てこないのだろうか?

    たまたまクライフのインタビューを観る機会があったが、クライフは、しきりに「最近のサッカーが、システムとフィジカルを強調するあまり、個々の選手のテクニックが以前に比べてかなり落ちてきている」という懸念を表明していた。

    クライフは、もともとフィジカルを高めるくらいなら、テクニックのレベルを上げることに専念した方が良いという主張をしている。フィジカルに対しては、テクニックで充分対抗出来るというのが彼の考えだ。パスの精度などが落ちるから、ボールを余計に追わなくてはならなくなり、その分のフィジカルを鍛える。そうなるとテクニックを磨いている余裕がなくなる。ますます、フィジカルやシステムでカバーしなくてはいけなくなる。という悪循環に陥っているという指摘だ。

    たしかに、それは当たっている。草サッカーをやっている人ならわかると思うが、下手な選手ほど、無駄な体力を消耗するものである。

    先日のオールスターで解説のセルジオさんが「しきりにポジションに捕らわれない自由なプレーこそが、代表の攻撃面での鍵ではないか」というコメントをしていた。あまりにシステマチックなサッカーを追求するあまり、各国の特徴が消えてきているという現状については、ここらあたりに答えがありそうだ。

    私は草サッカーで最近は右のアウトサイドをやる機会が多いが、いつも右サイドの縦横の動きに固定しているより、たまに中に入ったり、逆サイドくらいに動いたりした方が、チャンスが出来るような気がする。日本人は、とかくシステムとかでがちがちに固めたくなるが、それを崩してみるというのも必要なことかもしれない。

    システムに捕らわれない発想とテクニック、この二つがサッカーを次のステップに導く鍵だ。

August 6, 2001 オールスター、やはり華が欲しい
    Jリーグオールスターゲームが行われた豊田スタジアムは、やはり素晴らしいスタジアムだった。やはり、サッカーの舞台は、サッカー専用スタジアムだ。なんであのような素晴らしいスタジアムが、2002年の会場でないのが不思議だったが、候補地へは立候補していたが落選したというのが真相のようだ。候補地の選定基準に、サッカー専用スタジアムを優先する項目を入れてもらいたいくらいだ。

    素晴らしいスタジアムで行われたオールスターだが、例年に比べるとメンバー的に寂しい。欧州挑戦組がいないのはもちろんだが、外国人選手が本当に少なくなった。かろうじて、ユンやホンなどの韓国人選手はそれなりの活躍をしてくれたものの、欧州、南米のスターがいないのは寂しい。やはり、Jリーグの現状を正直に物語った顔ぶれだ。特に、オールスターの常連、ピクシーがいなかったのは残念。また、これまで日本サッカー界には切っても切れなかったブラジル選手は、帰化目前のアレックスとFC東京のケリーだけ。それでも、カズや中山などのベテラン、"国内残留組"の柳沢、中村俊輔などが充実したプレーを見せてくれたので、試合自体は見応えがあるものだった。しかし、やはり華は欲しかった。

    Jリーグ各クラブのフロントの皆さん、そろそろ本気で華のある外国人選手獲得をお願いします。そういう投資をしておかないと、2002年の後に痛い目に遭いますよ。

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