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August 1, 2001 大物の移籍がJリーグを活性化させる
    若手スターの海外流出する今こそ、大物外国人をJリーグへというコメントをしたが、もう一つポイントがある。それは、国内での日本人大物選手の活発な移籍だ。

    Jリーグ内での大物日本人の移籍は、本当にわずか。それも、戦力外になったベテランがJ1からJ2へといったケースがほとんど。J2で活躍してJ1とか、小野や中村俊輔クラスの選手同士の交換トレードなどの話は皆無だ。

    本物のプロならば、自分が最も活躍出来る場を求めてどん欲にチームを渡り歩くべきだ。やはり、企業アマ時代からの体質がまだまだ残っているのだろうか。

    前期を終えたJ1だが、大物移籍の話は出場機会を求める呂比須が、福岡に移籍するとか、F川崎のエメルソンが浦和に移籍するといった話ばかりが聞こえて来る。もっともっとJリーグ内での移籍が活発にならないと、リーグの活性化はない。まだまだ、日本の終身雇用の文化が染みついたサラリーマンサッカーのレベルを脱していない。

    それにしても、エメルソンを手放すF川崎のフロントは何を考えているのだろう。まさかもう、今季の昇格を諦めた訳ではあるまい。

July 31, 2001 ポルトガルの不思議
    昨年10月に行われたワールドカップ欧州予選のポルトガルvsアイルランドの試合をテレビ観戦。やっぱり、ポルトガルのサッカーは面白い。点が入らなくても、パスのつなぎだけ観ているだけでも楽しめる。でも、本当に勝負弱い。この試合も終始優勢に試合を進めながらも、ロングシュート1本で同点に追いつかれて結局試合は、1-1のドロー。実にポルトガルらしい結果だ。

    ただ、一つ不思議なことがある。スカパーでも、ポルトガルリーグの試合がたまに観られる。いつも代表の試合のような楽しいゲームを期待して観るのだが、どうもその楽しさの片鱗も観られない場合がほとんど。もちろん、代表に入るような選手は国外リーグで活躍するケースが多いからかもしれないが、どうも平凡な試合が多い。悪く言えば、欧州の二流国という印象だ。

    ということは、「ポルトガルらしさ」とはあくまで今の代表レベルの話で、ポルトガルの本質的なスタイルではないのだろうか?

July 30, 2001 サッカーと政治は表裏一体
    よく、スポーツと政治は別モノとか、オリンピック精神とか言われるが、サッカーに限って言えばそんな綺麗事は許されない。常に、サッカーは政治と表裏一体なのである。平和ぼけした日本では、理解出来ないことかもしれないが、これが世界の常識。

    宗教とか民族とか政治信条などが原因の紛争が世界各地でけして絶えることがない。サッカーが娯楽というより、人生そのものという国に住む者にとっては、サポートするクラブがどこかということがその個人の信条やライフスタイルを顕わす重要な要素となっている。一種の支持政党みたいなものだ。

    こんな話は、日本では無縁だと思っていたら大間違いかもしれない。総選挙は小泉フィーバーで終わったが、小泉氏の靖国神社への参拝問題や歴史教科書問題は、韓国、中国との関係に暗い影を落としている。すでに、日韓のスポーツ交流が中止になるなどの影響が出てきている。もし、小泉氏が靖国神社への参拝を強行したら、2002年の日韓ワールドカップへも深刻な影響が避けられないかもしれない。ひょっとして、日韓共催中止なんて事態も。

    以前の日韓戦は、韓国の反日感情の象徴のようなものだったのが、ようやくここにきて日韓のサポーターの草の根交流などが芽生えてきたというのに、そういうことをすべてぶち壊しにする可能性がある。

    余談になるが南米カップの決勝は、コロンビアが初優勝を飾った。その表彰式では、コロンビアの大統領がコロンビアのユニフォームを着て一人一人の選手、監督、スタッフと抱き合って喜びを分かち合っていた。本当にサッカー好きの親父という感じで、とても微笑ましい光景だった。

July 29, 2001 今こそ、大物外国人選手を
    小野、稲本、西沢に続いて、ジュビロ高原のアルゼンチン名門ボカ・ジュニアーズへの移籍が決まりそうだ。アルゼンチンのサッカーは、テクニックと激しさが特徴だ。とても、良い選択だと思う。既に、ボカはトヨタカップへの出場を決めている。トヨタカップ初の日本人選手としての凱旋にも期待がかかる。

    今年は、totoやワールドカップ効果のせいか観客動員が好調だ。しかし、若手スター選手の海外移籍が相次ぐことでJリーグの空洞化を懸念する見方もある。私は、才能のある選手はチャンスがあればどんどん海外でプレーすべきだと思う。本当に代表レベルで世界に戦えるかは、出場メンバーのどのくらいの割合が海外でプレーしているかが、強さのバロメーターの一つ。このところの相次ぐ海外移籍は、日本の実力が急速にアップしていることを顕わしている。

    それでは、Jリーグを活性化するのにはどうすれば良いだろう。観客動員数が伸びている今こそ、ホンモノのプレーを見せられる選手を海外から呼ぶべきだ。ピクシーも引退して、今や無名の安物外人だらけになったJリーグ。クラブ経営を発展させていくにはお客を呼べる選手を獲得するということも重要な投資だ。こうした投資を怠れば2002年のワールドカップの後には、お寒い現実が待っているだろう。

    ホンモノの外国人を呼ぶには、欧州、南米とシーズンを合わせていくことも移籍を促進する意味で必要だろう。安物外人を何人も呼んではクビにするくらいなら、一人ホンモノを獲得するべきだ。そういうホンモノのプレーヤーは、次世代の若手を育成するための良いお手本になることも忘れてはならない。

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