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1998
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| September 6, 98 |
Jリーグの理念と企業チーム |
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Jリーグ時代の地域と企業チームの関係とは
Jリーグは、来年からJ1,J2の2部制となる。その為、従来の企業チームは、運営会社を設立してJリーグを目指すか、あくまで企業の福利厚生というスタンスを保っていくかに分かれていく。プロ化を目指す、東京ガスなどが前者の例、私の贔屓チームである本田技研をはじめ、大塚、デンソー、ジャトコなどは各チームの事情に差はあれど後者の例となる。
Jリーグが出来る前のJSLの時代には、企業チームがトップリーグに名を連ねていた。したがって、企業チームの目的であるところの企業PR、社員の福利厚生なども多少なりとも実現していたとも言える。しかし、サッカーの場合、Jリーグが出来て以来純粋企業チームが活躍する場は、JFL、さらに来年からは新JFLとなる。実力的には、3部リーグが参加の場となるのである。そうなると当然、注目度も低くなるし、実力あるチームを維持するのも難しくなる。また、観客動員も見込めないので、企業PRはもちろん社員の福利厚生という建前も言えなくなってくる。それでも、チームを抱えていればどんなチームでも年間数億円の運営費がかかってくる。そんな環境の中で、チームを継続して運営維持していく企業は少なくなっていくであろう。すでに、JFLでもコスモ石油、西濃運輸などの企業チームが姿を消した。サッカーにおいては、日本独特の純粋企業チームが存在しにくい現状となってきた。
しかし、地域においてそんな企業チームを応援している社員以外の熱心なサポーターがいることも忘れて欲しくはない。残念なのは、そうした企業チームがそうした地域のサポーターに極めて冷たいことである。Jリーグの理念である地域に根ざしたクラブが実現出来ない地域では、少なくとも現在その地域にある企業チームを応援さざる得ない現状がある。やはり、サッカーを一番楽しむ方法はなんといっても"自分の街のおらがチーム"を応援することである。最近、このサイトのBBSでは盛んに本田の将来や企業チームと地域の関係などが議論されている。今回は、その中のコメントや投稿の一部を紹介したい。
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勝ち負けよりも、チームの存続の方に関心が行く、毎年のことだ。 「コスモ四日市」「西濃運輸」「福島」すべてそうだった。私は以前友人に、JFLの「醍醐味って何だ」と聞かれたときに、「うーん、突然チームがつぶれる緊張感かな」と自嘲気味に答えていましたが、また同じ事を繰り返すのでしょうか。
先日、JR大垣駅に行った。「西濃運輸 都市対抗野球出場」駅前のビルに垂れ下がる、横断幕。それだけではない、駅のホームにも「JR東海」の名入りで「おめでとう」の横断幕。果たして大垣市民のどれだけが都市対抗野球に「市民として」期待しているだろうか。一方で「西濃運輸天皇杯出場」なんて横断幕があっただろうか。100人、200人の観衆の中、Jリーグを目指す、という一部の動きも知られぬままのチーム。解散時のホーム最終戦。前々からわかっていたことなのに、突然報道が大きくなって、観客数1515人。なんだそりゃあ。チームが死の直前になると、新聞もテレビも大挙して押し寄せる。
四日市も福島も同様だった。最後の天皇杯でようやくチームの存在を知った市民・県民。 物好きな私は1人で、仙台スタジアムにソニー仙台対デンソー戦を応援に行った。1人の私を哀れに思ったか、S仙台への対抗心からか、私の後ろには10人(には満たないか)ほど集まってきた。ハーフタイム、IDカードをぶら下げた人が近づいてきた(肩書きはわからなかった)。「仙台営業所の方々ですか」と言われる。「いいえ」それだけで終わったが、後で考えてみると、「わざわざ仙台スタジアムに来るなんて、(愛知県から遠征したのではなく。ちなみに片道14時間)仙台の人なのだろう」と言う思いからか。 なおかつ、「営業所の方々ですか」と訪ねるぐらいだから、会社を通して仙台の社員に試合の告知が伝わっているのだろう。それにも関わらず、誰も来なかった、ということか。(もちろん一般の人・メインスタンドの中にいたかもしれないが)考えすぎかもしれぬが憂鬱になった。
ジャトコの会社案内(入社案内)を入手した。小さいが写真入りで「ジャトコFC」が載っている。本社受付にはジャトコFCのフラッグがたっている。それだけで、問題なく安泰か、といえばわからないけれど。 (Takashi.Jさん)
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久々にこちらのBBSを覗かせて頂いたら、本田さんも「企業チーム」 としてデンソーと同じような問題を抱えてみえるようなので...
まず考えられるのは、この「不況」を背景にした企業のスポーツ離れが 日本全国で激化している点。大して景気が悪いわけではない企業までもが、どんどんスポーツから手を引いていっています。トヨタ系各社の集中する刈谷でも同じ状況です。どうも日本の企業の多くは「スポーツ」による「地元への貢献」「街づくり」への貢献といったもうひとつの社会的な存在価値を自ら否定、あるいは考えていないみたいです。デンソーのホームゲームの運営は地元サッカー連盟とデンソー、そして心あるボランティアに支えられています。ところが企業から帰ってくるのは、地域の期待に応えようという積極的な姿勢のかけらもなく、私達や選手のモチベーションを下げてくれるようなものばかり。
今、「せっかくいい選手が集まっているのにもったいない!企業として やめたいなら一刻も早くやめて頂いて、チームと今までの年間運営費の半分の金でいいから地元に託しなさい」と言ってやりたい状態です。来年以降は全く先が見えません。何とかしたいと思う人をできるだけ多く集めて知恵を搾り出すしかないですね。(デンソー刈谷主宰、新美さん)
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本田はとても地域に根ざしたチームだと思う。浜松の誰でもが都田にスタジアムがあって本田が試合を行っていることを知っている、また、本田だから(チーム名ではなく)サッカーをみにくるという人が結構いると思う。Jリーグのように何千円もするチケットを買って気合いを入れて試合をみにいくというもいいかもしれない。その試合にはそれだけの価値があると思うし。
でも、本田の試合っていうのはそこらへんのおじさん、おばさん、子供たちが、「今日は都田で試合やっているで、ちょっくら行って来るか」っていうのりでみにいける。そこがすごくいいと思う。しかも、そんな軽いのりでみにいっても、内容はそんなに悪くないし、すぐ目と鼻の先でロペスみたいな一流のプレイがみられたりして。だから、都田のお客さんは普通のおじさんやおばさんなんだけど、妙に詳しかったりすると思う。今までずっと20数年間そんなふうにしてサッカーみてきたから。本田のサッカーがそういうおじさんやおばさんを育ててきたし、本田のサッカーを支えてきたのもそんな人たちだったんじゃないかな。だから、そんなおじさん、おばさんが来れなくなるような状況にはしてほしくないし、来たくない、来てもしょうがないと思うような試合はしてほしくない、いつでも一流のプレイ、強い本田であってほしい。
都田にオーロラビジョンのついた1万5千人スタジアムができちゃったら、この前の東京ガスのサポーターみたいな応援されちゃったら、あんな超ド田舎のおじさんたちは驚いちゃって、まわりの人たちからも迷惑がられて、「今日、試合があるの?また、うるさくてやだね」なんて思われちゃう。地域の人たちに嫌われるサッカーチームにはなってほしくないな。浜松には本田みたいなサッカーチームが必要だと思う。ジュビロじゃなくて。清水にエスパルスが必要なように。(本田サポーターの匿名Sさん)
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