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1998

May
May 5, 98 サッカー観戦の醍醐味は、ゴール裏にあり?

今日5/5、たまたまジュビロとアントラーズの試合の自由席チケットをもらったので磐田まで行って来ました。好カードということもあり、会場に一時間近く前についたにも関わらずもう満員の入りでした。そこで、アウエー側なら観戦する場所があるだろうということでアントラーズ側のゴール裏に陣取りました。

最近、ほとんどゴール裏から観戦したことがなかったのですが、これがなかなか良かったのです。なんといっても視点がプレーしている選手と同じになれるのが良いです。特に磐田スタジアムのアウエー側のゴール裏からは、選手までの距離も近いために、選手の表情が良く見えるのも魅力です。というわけで、すっかりアントラーズの応援モードとなってしまいました。試合の方も柳沢がハットトリックを達成して、ジュビロを完封するなどアントラーズサポーターにとっては文句のつけようがない内容でした。

ゴール裏で観戦したことのない人には、ぜひ一度自分の贔屓チーム側のゴール裏で観戦することをお勧めします。チケット代も安いし。そういえば、以前プレミアリーグの試合を見た時も、イギリスの友人が「最高の席が取れたよ」と言って用意してくれたシートは、ホーム側のゴール裏だったのを思い出しました。

そういえば、前回のコラムでフリューゲルスどうしたの?と書きましたが、ようやく調子を取り戻してきたようですね。今日も広島とのゲームをテレビで見ましたが、ようやく攻撃的なシステムがチームになじんできたようです。特に、サイドバックの佐藤選手が印象に残りました。そうそう、いつのまにかポルトガルのスター、あのフットレ選手が加入していたのには驚きました。Jでどんなプレーを見せてくれるのか楽しみです。

エスパルスは、せっかくジュビロとのダービーマッチに勝ったのに、その勢いを生かせずヴェルディに完敗しましたね。ところで、日本代表の右サイドバックが弱点とよく言われ、名良橋選手のバックアッププレーヤーの必要性もマスコミが論じています。私は、エスパルスの安藤選手もその候補として上げられるのではないかと思って注目しています。彼のアグレッシブの攻め上がりは代表でも充分通用するのではないでしょうか。

ヴェルディは勝つには勝っていますが、サッカーの内容としては、私にはとても魅力があるとは思えません。一言で言えば、「老練なサッカー」、以前のような華麗なプレーはもう期待出来ないのでしょうか。カズもすっかり「汗かき人」になってしまったのはちょっと寂しいです。

今日はとりあえずこのあたりで失礼します。

May 25, 98 中田に欠けているもの、それは才能?

先日、浜松でスポニチ主催のスポーツジャーナリスト金子達仁氏の講演会に参加する機会があった。ご存じのように金子氏は、"28年目のハーフタイム"や"決戦前夜"など今をときめくライターであり、アトランタ五輪代表の選手とはかなり親交のあることで有名である。いろいろ話を聞いてみると、カズや井原、さらに名波などの話題はあまり出てこない。それほど五輪組以外のドーハ組や名波などの世代の選手には詳しくないようだ。やはり、どうしても中田、城、川口といった選手の話題が中心になる。特に、中田に関してはマスコミには出てこない裏話がいろいろと聞けて面白かった。

その中で、特に興味深い発言だったのが、「中田が世界で活躍するのに欠けていることがあるとすれば、それは才能だ」というコメントだ。さらに金子氏によると、「中田は、けして天才タイプではない、彼の過ごした環境、本人の努力が今の中田を作った。だから、彼が世界でワールドクラスの選手になるために、欠けているのは才能だ」とのこと。これは、確かにその通りかもしれない。もちろん、今までの日本人選手の中では明らかに一段上の選手であることは間違いないが、世界では、中田クラスなんかごろごろいることも確かだ。ようやく、日本選手も世界レベルの選手への入り口に立ったということだろうか。才能という点では、中田より小野の方に将来性があるとする見方もあるが、小野も天才型というよりは、本当は静岡の清水という環境と彼の努力に依るところが大きいかもしれない。

ワールドクラスを狙える選手が出るとすれば、次のワールドユースの世代、さらに次の世代からかもしれない。

どのポジションでも、代表レベルでは最低でも中田クラス。さらに、FW, MFに一人二人ワールドクラスの選手が入って初めて、ワールドカップで決勝トーナメントを戦える代表チームになるのだろう。そうなれば、当然Jリーグレベルでも、各チームに中田クラスが数人、さらにトップを争う数チームには数人のワールドクラスの選手がプレーすることになる。こうなれば、Jリーグの試合レベルも当然あがり、観客動員も増えるはずである。また、海外でプレーする日本人選手も出てくることであろう。

なんといっても、こうした論議が出来るようになったことは、明らかに日本サッカーのレベルが上がっている証拠である。

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