Masato's Football Diary/フットボール・ダイアリー
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July 14, 99
エスパルス、スティーブ・ペリマン監督に聞く

 

    7月12日に行われた清水エスパルスの激励会で、ペリマン監督と話をすることが出来た。私にとって、これがこの会に出席した一番の収穫であった。

    ファンのサインや記念撮影で忙しい中、私なんぞとの話にきちんとつき合ってくれたことに、感激した。これまで、監督としての能力に疑問があるなどと書いたこともあるが、人間的には間違いなく素晴らしい人であった。

    以下は、ペリマンへのインタビュー?のダイジェスト。

 

  • パスサッカーにパワーをブレンド

    masato: アルディレス監督になる前のエスパルス、特にレオン監督の時代のエスパルスは、ロングキックを多用した見ていた面白くないサッカーだった。あの時代のエスパルスのサッカーに戻らないようにして欲しい。今後も、ぜひパスをつなぐプレヤーも観客も楽しめるサッカーを継続していって欲しい。

    ペリマン: 短期的には、ロングキックを多用した中盤を省略するようなパワーだけで押すサッカーは良いかもしれない。しかし、それは視野の狭い考え方だ。長期的な視野では、やはりしっかりパスをつないで中盤を構成するサッカーでなくてはならない。例えば、サンフレッチェのサッカー、あれはすぐにプレーがぶつぶつ途切れる悪いサッカーだ。やはり、流れるようなサッカーを目指していきたい。

    masato: (冗談の意味で) でも、サンフレッチェは、あなたの出身であるイングランドスタイルのサッカーでは??

    ペリマン: サンフレッチェの監督は、イングランドではない。スコットランド人だ。(違いを強調)。ただし、勝つためには、ある程度の力で押す部分も必要だ。きれいな流れるようなサッカーだけでは、なかなかすぐに成果をあげられないのも事実。パワーの部分とうまくミックスしていくつもりだ。

     

  • 代表での指導とのギャップに悩む

    masato: ところで、エスパルスのDFラインは開幕当初はまずまずだったのに、森岡、斉藤とトルシエジャパンに選ばれての合宿から戻ったあとに、急にバランスが崩れてしまったが? トルシエの指導で困っているのでは。

    ペリマン: その通りだ。代表から帰ってくると、トルシエの指導との違いが出て困る。エスパルスに戻ったからといって、完全にエスパルス流に切り替えるということは難しい。両方の考え方がまじってしまう。

    masato: コパ・アメリカのパラグアイ戦での日本代表の失点パターンは、エスパルスの悪いときの失点パターンにそっくりではないか?

    ペリマン:その通りだ。まさにその通りだ。(嬉しそうに?)

    masato: 今後も、3バックで行くつもりか? また、3-4-3といったシステムをメインに採用するつもりか?

    ペリマン: 出来る限りそのつもりだ。(というところで、ステージからお呼びがかかった)

    masato: 今後もエスパルスらしい美しいサッカーで観客を楽しませて下さい。

    ペリマン: ありがとう。

 

    本当に、私の質問にファンへのサインをしながら、真剣に話をしてくれた。本当は、もっと話が出来ればいろいろな話が聞けそうだ。

    サッカーに対して、とにかくしっかりとした考えを持っている人だ。目先の勝利にこだわらず、内容と結果を同時に求めていくという大変難しい目標にエスパルスで挑戦している姿勢は、1サポーターとしては大変、頼もしい。

    良いサッカーをしても、結果が出ないと苦しい局面が待ち受けるかもしれない。しかし、ぜひ妥協しないで彼の目指す流れるようなエスパルスらしいサッカーで優勝を目指して欲しい。ぜひ、もう一度じっくり話を聞いてみたい監督の一人である。

 

 

 

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