Masato's Football Diary/フットボール・ダイアリー
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May 28, 99 小川岳文のサッカーコラム(第一回)
鹿島アントラーズ復活の鍵は?

    今日は。先週の土曜日の鹿嶋アントラーズたい名古屋グランパス戦を観に行ったのでそのゲームから感じられたことを、報告いたします。

    鹿嶋の奥野君、相馬君にチケットを頂いて、国立にこのゲームを見にいきました。このゲームは鹿島が再三のチャンスを生かせず、結局最期はミスから失点しVゴール負けでした。現在の鹿嶋アントラーズは「黄金期に見られたような憎らしいまでの試合巧者ぶりがまったく見られず、相手に会わせたようなとても中途半端なゲーム運び」でした。

     

    なぜ以前は鹿島が勝ちつづけられたのか、それはチーム全体が、統一された守備意識のもとで、色気はないが献身的に動き回る選手をそろえ、いわば東京ガスのようなゲームを1シーズン通して行ってきたからだろう。外人以外は全員DFで、日本人が守って外人が攻める、こういった 初期のJリーグにあったチームパターンの最たるものとして、鹿嶋アントラーズは存在し、ジーコという守護神に守られながら、不動の地位を築いていたのだろう。

    しかし、今年の鹿島アントラーズには、ジョルジ−ニョは退団、マジーニョは怪我による戦線離脱ということで攻める外国人がおらず、その代わりに入る本山、中田達は以前の鹿嶋のサッカーに沿わないような攻撃、組織で攻める、を主軸としたようなプレーヤ−なのでいまいちかみ合わない、そんな感じがする。鹿嶋を支えてきた、本田、奥野、相馬等と、本山、中田等との調和度が、今後の鹿嶋復活のひとつの鍵ではないだろうか。

 

    よく鹿嶋の不調振りの要因として、外人選手の不在が挙げられているが、私個人の意見としては、ベテラン勢の攻めに回った時のレベルアップ、もっと厳しい言い方をすればジーコに頼りきったチ−ム体質からの脱却が出来ないことをその要因と言いたい。後期、マジーニョが復帰して、また以前と同じようなサッカーをすればある程度の成績は残せるかもしれないが、日本人を主軸とした、ジュビロ、エスパルスほどの魅力はないチームとなってしまうだろう。

    Jリーグ発足当初にはジーコが推奨するような、内容よりも結果を求めて行くようなズルさ、タフさを前面に押し出して行くサッカースタイルも、プロ意識を学ぶと言うある一面では必要だったかもしれない。

    しかしJリーグが、というか日本のサッカーがさらに魅力あるものになって行くには、内容の面白さ、外国人に頼らない攻める意思を持ち、尚且つそこに巧みさ、遊びが感じられるようなプレースタイルを、ここまでJリーグを引っ張ってきた鹿嶋にも是非見せていただきたいと感じた。